青のキセキ
ホテルの部屋で。
美空を貪るように抱く。
美空の声や香りが甘くて、俺は欲情する。
白くて滑らかな肌、艶やかな唇、豊満な胸、くびれたウエスト、そして俺の愛撫で濡れる体。
全てが俺を煽る。
未だに、その想いは日に日に大きくなってゆく。抱く度に愛しさが増す。
何故、こんなに愛しいのか。
理由なんて、わからない。わからなくていい。
指を噛み、声を我慢する美空。
…俺の好きな仕草。声を聴きたいと思いながらも、その仕草に煽られる。
鼓動が速さを増し、愛しさが溢れ出す。
喘ぐ彼女を見下ろしながら、俺は思いの丈を吐き出した。