青のキセキ
葛藤
私が目を覚ましたのは、翌日の早朝だった。
気が付けばベッドの上で...。
既に課長の姿は無く、代わりにテーブルの上にメモが置かれていた。
『鍵は新聞受けに入れておくよ』
キレイな字。
そして、その後に書かれていた一言。
『愛してるよ』
私も愛してる。どうしようもなく、課長が好き。
こんな私が課長の元へ戻ってもいいの...?
修一さんに抱かれた私なのに。
課長の元へ戻ることは許されるの?
カーテンから差し込む朝日を感じながら、課長のメモを胸に当てて瞳を閉じた。