小さな奇跡【短編】
エピローグ(p23・24)
「おーい!早くしろよ!」
「すぐ行くよー!」
亜子とは いい友達になれて
他クラスながら、
学食とか、帰り道とか
よく話す。今日は学食。
あのメールのあと、
週1回くらいは来てたが、
それも話によると
親と医者と、それは激しく
もめたらしい。
こうやって 毎日来れて
病気の心配もなくなったのは
あのメールからだと…
3か月くらいか…?
「待たないよ~」
「ねえ!やっと走れるように
なったのに!
手加減してよ!」
3か月は長くて。
あいかわらず、学校なんて
つまんねーと思いつつ
たまに見られる亜子の笑顔と
たまに来るメールに
励まされた。
亜子は、あのあとは
ちゃんと休みをとるといって
家(うち)には来なくなり、
メールも減った。