ボディーガード
10人くらいの男達に囲まれた。

「お前に用はないどけ」

朱里「こっちはそう言うわけには行かないんだよ。」

私は上着を脱ぎながら言った。

「生意気な女だな。女からやっちまえ」

男達が飛び掛かって来た。

私は一瞬で男達を交わし蹴り飛ばした。

車の中からは仁がその様子を見ていた。

仁「くそっ、何で俺がこんな所でジッとしていないといけないんだ。女に守られるなんてありえねぇ。チクショー、それにしても朱里あいつは何物なんだ。この前よりもはるかにスピードが違う。集中しないと動きを見失う。」

朱里はあっという間に男達を倒した。







最後の一人を殴り飛ばし胸倉を掴んだ。

朱里「お前等何物だ。何で神取仁を狙う」

「俺達は何も知らない」

朱里「誰の命令で動いてる」

「知らない」

男に最後の一撃をくらわせ車に戻ろうとした。

背後に殺気を感じた。先程よりもすごい殺気だ。
周囲を見渡す
一瞬きらっと光ったのを見逃さなかった。
距離は500メートル程離れた場所だ。

その時

ガチャッ

車を開けれる音がした。

朱里「仁出てくるな」

既に遅かった。

朱里「チッ、しまった」

仁「…………」

朱里「仁、伏せろ」

仁「…………?」

仁は状況が解らずボーっとしている

くそっ

仁に体当たりをして突き飛ばした

「ドンッ」

肩に激痛が走った。

朱里「うっ…」

肩を押さえて敵がいた場所を見た。
もう誰もいなかった。


怪我した腕を仁に気づかれないように上着を羽織った。
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