ボディーガード
仁「病院に行こう」

朱里「その必要はない。自分でするから」

仁「自分でって、弾は中に残っているんだろう。どうやって治療するんだ。」

朱里「だから、自分でするって何度も言わせるな。これでも痛みに耐えてるんだ。早く出ていけ」

仁をドアの方に押した。

仁「出ていかない。怪我人ほっとける訳無いだろう」

朱里「あー、もうわかったよ。じゃあそこの鞄取ってくれ」

仁「これか」

仁はテーブルの上に鞄を置いた。

朱里「ああ、それだ。開けてくれ」

仁は鞄を開けて中身を見て驚いた。
鞄の中には最新の医療器具がいろいろ入っていた。

仁「何だ。これ」

朱里「見てわかるだろう。医療器具だ。私は医者の免許も持ってるから自分で治療出来る。それに病院に行くと事が大きくなるしこのミッションを続けれなくなるだろう。」

仁「お前一体何物だ」

朱里「私の事は話せる時が来たら話す。それよりそこの注射器を取ってくれ」

私は仁にサポートしてもらいながら弾を取り出した。

朱里「ありがとう、助かった。」

仁「いや、俺の方こそ済まなかった。」

朱里「何で謝る。謝る必要などない。お前に怪我がなくてよかった。それに私の仕事にはこんな事よくある事だ」

血の付いた洋服を脱ぎ下着姿になった。
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