ボディーガード
雅人「朱里、仁の事頼んだよ」

朱里「OK」

雅人は私にキスした。

私も受け入れた。

雅人「じゃあ、俺行くから」

朱里「待って私も帰る」

雅人「朱里は仁と居て」

そう言って雅人は出て行った。

私は仁と二人きりになった。

仁「おい」

朱里「…………」

仁「おい、おいって呼んでるだろう」

朱里「私の事呼んでる?」

仁「お前以外誰がいるんだよ。」

朱里「私はおいでもお前でもないから、朱里よ」

仁「いちいちムカつく奴だな」

朱里「それはこっちの台詞なんだけど、最初に言っておくけど私はあなたのマネージャーってだけであなたのメイドじゃないから、自分の身の回りの事は自分ですること。いくらお坊ちゃんでもそれくらい出来るでしょう」

仁「本当にムカつく女だな。お前みたいな奴初めてだよ。俺の周りには俺の気を引こうとありとあらゆる手を使ってくるのに」

朱里「神取財閥の息子だから仕方ないんじゃない。あなたの気を引いてあなたに気に入って貰えれば利益になるんだから」

仁「確かにそうだな。でも、うんざりだ。」

朱里「気にしないで置けば」

仁「はぁ?」

朱里「そんなの気にしてたら息詰まるでしょう。だから気にしないおくのが一番だ。寄って来る女は性欲の吐き出し口とでも思っておけばじゃいいんじゃない」

仁「あんたって変わってるな」
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