魔王と魔女と男子高生と
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教会は町の外れに
ひっそりと、
しかし厳かに佇んでいた。
「いかにも復活
出来そうな佇まいですね」
空砂は相変わらず高い
テンションで楽しげだ。
「別に復活する必要は
ねぇけどな」
そして、陸琉は疲労は
あるが相変わらず
しっかりツッコミを入れた。
「あら♪♪なんなら
あんたを殺して復活して
もらってもいいんだけど」
リビアが毒々しい笑みで
獲物、もとい陸琉を
見つめた。
「……結構だ」
何故か空砂が気に入った
らしい獰猛な……
もとい村長の娘
リビアは陸琉を
敵視している。
『何でこんなに俺に
攻撃的なんだか……』
どう考えても複雑な
おとめ心?は理解
出来ないがとりあえず、
4人は教会に入った。
「ようこそ、迷える子羊。ここは教会です」
眼鏡を掛けたにこやかな
神父さんが出迎えて
くれた。
「はい!!迷える
子羊です。復活の呪文
掛けてください」
「……お亡くなりに
なっていないので
掛けても何も
起きませんよ」
にこやかな笑みで
やんわりとツッコミを
入れた神父さんに、
クジャクは一度お辞儀を
した。
「お久しぶりです。神父殿今日は属性について
お調べ頂きたく思い、
教会まで足を運びました」
その言葉に神父は
空砂と陸琉のふたりを
見た。
「なるほど。この旅の方
たちは属性をご存知ないのですね」
「そうなんですよ!!
属性知りたいです」
空砂は相変わらず高い
テンションで神父に
詰め寄る。
「ハイハイ、落ち着いて
下さいね、お嬢さん」
それをひらりとかわす
神父はつわものに
違いないと陸琉は思った。
「少しお待ちを」
しばらくすると神父は
一冊の黒い表紙の本を
持ってきた。
「ブラック・クロニカ!!」
いきなりシャウトした
空砂に陸琉は即座に、
「違う!!てかいきなり
ネタを挟むな。アレは
預言の書じゃねぇだろ」
と突っ込んだ。
「……まぁ、いいです。
これは属性が分かる魔導書です。
属性が炎なら開くと炎が現れます。水なら水が出てきます。地なら地面が揺れます。風なら強い風が吹きます。光なら本が光輝き、闇なら何もおきません」
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教会は町の外れに
ひっそりと、
しかし厳かに佇んでいた。
「いかにも復活
出来そうな佇まいですね」
空砂は相変わらず高い
テンションで楽しげだ。
「別に復活する必要は
ねぇけどな」
そして、陸琉は疲労は
あるが相変わらず
しっかりツッコミを入れた。
「あら♪♪なんなら
あんたを殺して復活して
もらってもいいんだけど」
リビアが毒々しい笑みで
獲物、もとい陸琉を
見つめた。
「……結構だ」
何故か空砂が気に入った
らしい獰猛な……
もとい村長の娘
リビアは陸琉を
敵視している。
『何でこんなに俺に
攻撃的なんだか……』
どう考えても複雑な
おとめ心?は理解
出来ないがとりあえず、
4人は教会に入った。
「ようこそ、迷える子羊。ここは教会です」
眼鏡を掛けたにこやかな
神父さんが出迎えて
くれた。
「はい!!迷える
子羊です。復活の呪文
掛けてください」
「……お亡くなりに
なっていないので
掛けても何も
起きませんよ」
にこやかな笑みで
やんわりとツッコミを
入れた神父さんに、
クジャクは一度お辞儀を
した。
「お久しぶりです。神父殿今日は属性について
お調べ頂きたく思い、
教会まで足を運びました」
その言葉に神父は
空砂と陸琉のふたりを
見た。
「なるほど。この旅の方
たちは属性をご存知ないのですね」
「そうなんですよ!!
属性知りたいです」
空砂は相変わらず高い
テンションで神父に
詰め寄る。
「ハイハイ、落ち着いて
下さいね、お嬢さん」
それをひらりとかわす
神父はつわものに
違いないと陸琉は思った。
「少しお待ちを」
しばらくすると神父は
一冊の黒い表紙の本を
持ってきた。
「ブラック・クロニカ!!」
いきなりシャウトした
空砂に陸琉は即座に、
「違う!!てかいきなり
ネタを挟むな。アレは
預言の書じゃねぇだろ」
と突っ込んだ。
「……まぁ、いいです。
これは属性が分かる魔導書です。
属性が炎なら開くと炎が現れます。水なら水が出てきます。地なら地面が揺れます。風なら強い風が吹きます。光なら本が光輝き、闇なら何もおきません」
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