藍君の恋について
とにかく助けよう!!


「ちょっと!中学生相手にみっともない!!」


ついに飛び込んじゃった!!


すぐそこにヤンキーの顔があるし…


「あ!?なんだよ」


「どけよ!!」


「いやよ!」


「んだと!?」


ひー…


もう無理!


「てか、よく見りゃかわいいじゃん」


「ねぇ。君が来てくれたら、その子はみのがしてあげるけど?」


な…


なんじゃそりゃー


いやだよ!!


なんで、お前らみたいなブサメンと行かなきゃなんないわけ!?


ねぇ!


私、この子助けたよ!?


怖いけども!


勇気を出して助けたんだから、もういいじゃん!!


さっさと諦めてどっかいけよ!!


「何だまってんの?」


「さて、もう時間切れ………いこっか?」


そう言うと男たちは、私の腕を掴んだ。


「はなしてよ!!」


とっさに私は、男の腕をひっかいてしまった。


「いってー…」


「……………」


しにました…


お母さんさようなら。


先生。


友達。


あの、気になる人…


みなさん。


生きてたら、会いましょう。


さようなら。


「何すんだよ!!このガキ!!」


叩かれる!!



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