藍君の恋について
ゆっくり来たつもりなんだけど、ついたのは8時前。


授業は8時半からだし、二度寝しようかな?


























「藍ちゃんお勉強?今日も?」


「仕方ないだろう、僕は医者にならないといけないんだから」


「医者?」


「そう」


「でも・・・・藍ちゃんの夢はあ・・・アイドル?だよね?」


「・・・・・それ、うちのママとパパの前で言っちゃだめだよ」


「どーして?」


「どうしても!!」


「でも・・・言っちゃうかも・・・」


「だめだよ」


「でも・・・」























「・・・・お・・・・・あ・・・お・・・・・藍!!」


「へ!?」


あ、私寝てたんだ。


「藍が学校にいるなんて珍しいね」


「な!私だって早いときはあるんだよ!!」


「へぇ~」


な!バカにして!!


キーンコーンカーンコーン


ちょうどチャイムが鳴って、みんなが席につき始めた。


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