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愛は皆に人気あったけど、いつも私を心配して、私の傍にいてくれる。

だから、他の子と必要以上に関わらない。

だから素直に嬉しかった。


愛に信用出来るって人が、高校で最初の友達の正大だったから。


「あっ咲、メイク変えた?」


愛とメイクを直しているといきなり顔をガン見された。


『あ〜ちょっとね!美華さんのお店の試供品使ってるの。』


「良いなぁ。美華さんみたいなお姉さんがいて羨ましい。」


そこは私の密かな自慢。


美華さんは私が聴覚障害者でも、表情一つ変えずに、優しかった。


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