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だからお兄ちゃんの彼女が美華さんなのは、私の自慢。


そんな話をしながら、教室に戻ろうとすると、

「あっ咲っ!!」

前からシスコン兼担任のタカちゃんがきた。


『タカちゃん、どうしたの?』

「さっき叔母さんから連絡あって、今日叔父さんたち用事あるみたいだから、俺と一緒に帰って欲しいって!」


なんかおかしい、

そんなこといつもは、絶対に無いのに。


用事があっても、直接私にメールしてくれば
いいのに。


『ママ、用事の事なんて言ってた?に、私一人でも大丈夫だよ。』


「用事の事はちゃんと聞いてないけど、いつもより帰り遅いから心配だって。」



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