【短編】『夢幻華番外編』恋人の時間(とき)
「あたしね、暁が大好きなの。
でも…その、恋人同士がすることって良くわからなくて…
暁はずっとあたしの傍に生まれた時からいてくれたし、あたしの記憶の中に暁のいない時ってないのよ。
だから恋人になったからって特別に何かしなくちゃいけないって言うのは無くて、今までと変わらない形で傍にいるんだろうなって思っていたの。」
杏が一生懸命言葉を探しながら話しているのを聞いていると、ようやくこの間からのクリスマスのホームパーティの言動がわかってきた。
言われてみたらそのとおりだ。
杏が生まれた時からずっと傍で見守ってきた。
この恋心は昨日今日生まれたものなんかじゃない。
ずっと大切に温めてきたものなんだ。
でも…その、恋人同士がすることって良くわからなくて…
暁はずっとあたしの傍に生まれた時からいてくれたし、あたしの記憶の中に暁のいない時ってないのよ。
だから恋人になったからって特別に何かしなくちゃいけないって言うのは無くて、今までと変わらない形で傍にいるんだろうなって思っていたの。」
杏が一生懸命言葉を探しながら話しているのを聞いていると、ようやくこの間からのクリスマスのホームパーティの言動がわかってきた。
言われてみたらそのとおりだ。
杏が生まれた時からずっと傍で見守ってきた。
この恋心は昨日今日生まれたものなんかじゃない。
ずっと大切に温めてきたものなんだ。