LOVERS NIGHT





「あ、龍次!やっと起きた?」




 奈緒が俺の寝室まで入ってきた。




「熱…下がったかな?」




 言いながら、奈緒が俺のおでこに、おでこを重ねてきた。




「…っ」



 体温が、急上昇。



 キスしてもおかしくない距離。



「まだ、高いね…。今日が休日でよかったね」



 奈緒は照れ笑いしながら俺から離れた。



「お粥、、食べれそう?」



「…自力では難しいかな。起き上がるのが、やっとだから」



 俺が言うと、奈緒はそっか、と言いながら、玄関に戻っていく。



「見てー、買ってきたの!」



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