LOVERS NIGHT
見ると俺のパジャマの前が肌蹴ている。
「勝手に測っちゃってごめん」
奈緒が俯いた。
「…一緒に花火大会、行けるな」
俺の言葉に奈緒が顔を輝かせた。
「龍次、好き!」
奈緒の笑顔が可愛くて、俺は照れた。
「よかったぁ…ホントよかった!」
奈緒はそう言って、飛び跳ねる。
「おい、奈緒…!」
俺は立ち上がって、奈緒の頭を撫でた。
「花火大会は七時からだって…。龍次、それまでどうする?」
俺は考えた。
「奈緒は?奈緒はどうすんの?」
奈緒は自分を指さして
「私?」
と言った。