きらふわ


「ちっちゃいね。何cm?」


『・・・・・・なんで?』


「ん?」


『教える意味がわかんない。』


ストレートに言えばメンドクサイ。
そんなの知ってどうするんだ。


「朝、食堂にいたよね??
 あの時レイ先輩が・・・
 あぁ、叫んだ人ね。


 気に入った。って。」


『・・・・めんどい』


「自分よりも背が低いからって」


柔らかい笑みを浮かべながら
親切に教えてくれる奴。
悪い奴ではないみたい。


『・・・154・・・』


「ははっ、やっぱり小さいね」


くすくす笑いながらメールしてる。

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