恋空
タイトル未編集
【真希Side】

「ついてこないで!」

大きな声で叫びながら、思いっきり走る。

「待てよ、あれは誤解だって」

あたしの名前は香川真希。

彼氏の誠に裏切られ、怒りが最高潮。

ずっとすきだった。

ずっと信じていた。

だから苦しいよ。

だから悲しいよ。


それはついさっきのこと・・・

あたしは誠の家に誘われて、待ち遠しくてたまらなかった。

誠とは小学校からの付き合いで、

お互い好きだと気付いたのは小4の夏。

それから地味に付き合い始め、

中1では、ファーストキスをし、

中2では、私のすべてを捧げた。

「よし!真希ちゃん特製、スペシャル弁当出来上がり!」

なんて独り言も言いながら家を出て早速、誠の家へ向かった。

誠の家に着くと、玄関に誠がいた。

塀で見えにくかったので玄関まで行った。

「誠ー」

玄関のところを見ると誠だけではなく、
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