哀しみのセックス
タイトル未編集
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もう泣かないで。
あなたの瞳、悲しみの中。

もう泣かないで。
ほら、抱き合えば。
悲しみ消えるでしょう?

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愛のないセックスなんて、ありえない。
そんな風に思ってた。

愛のないセックスは、ゲーム感覚?
お金目的?

そんな類のものだと思ってた。


……でも、違った。


愛はなくたって、抱き合うこと。
それは、自然のことで。


あの時、私は誠を愛したわけじゃないけど、私を抱くことで誠の涙が消えればそれでいいと思った。

何も感じないセックスは、痛みだけが残ったけれど。
いつしかその痛みは、誠と私の快楽へとなったのかもしれない…。

快楽というと不平がある。


それは、必要な、ふたりの<愛>だったのかもしれない。

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