HONEYHOLIC(1)政略マリッジ~イケメンたちの家政婦さん!?俺を愛してると言ってみなっ~
キスの甘さと息のできない苦しさが私の思考と奪い去る。



「…結…生・・・」


頭をボーッさせながら、真上で私を愛しく見つめる結生を見つめ返した。


「愛してる…」


結生は髪を乱し、私の首筋にまた、唇を這わせる。


彼の唇を押し付けられた首元にチクッと痛みが走った。


「俺の証だ…麻有」



焼印を押されたように結生の唇の痕は熱を持つ。でも、その熱に私の心は躍る。



互いに高鳴る鼓動を合わせて、私たちは結ばれた・・・






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