HONEYHOLIC(1)政略マリッジ~イケメンたちの家政婦さん!?俺を愛してると言ってみなっ~
「そうね・・・麻有ちゃんがいいかも」


えええ~~~っ!!?


「蘭さんがやれば…」


「私が?冗談止めて…私はこの邸宅のお嬢様よ。家政婦の仕事なんて…できないわ!」


「私だって…元はお嬢様で・・・」


まぁ~料理はスキだし、できないコトはないけど。


結生の花嫁になるのも嫌なのに…白石家の家政婦なんてもっと嫌っ!!



「麻有は料理できないの?」


「できないコトはないわよ…」


「じゃあ~決まりだな・・・お前が今日から家政婦になれ!」


結生が横暴に言い放った。


パチパチと4人揃って拍手!!


「よろしくね♪…新しい家政婦さん」


リンはいつもの愛想のいい微笑みを私に投げた。

それだけで、再び、私は倒れ、夢の中に旅立った。





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