初恋図鑑〜AfterStory〜【完】
リビングに入った途端、
『うわっ、すげ〜』
そう言って、颯太くんは私が作った料理を見て、子どもみたいに目をキラキラさせていた。
『…もうすぐ、お昼だし食べる?』
私の言葉に
『食べる』
颯太くんは楽しそうに頷いた。
――――
『うまい!さすが、心』
ニコニコしながら食べてくる颯太くんを見るとこっちまで自然と笑顔になってくる。
『ありがとう』
私もそう言ってにっこりと微笑み返した。