初恋図鑑〜AfterStory〜【完】
『…ふふ、なんか、今日の颯太くん子どもみたいでかわいい』
私がそう言って、クスリと笑みを浮かべると、
『…子どもじゃねーし…』
少し、怒ったような声をあげる颯太くん。
あ、イジけた…。
私は、そんな颯太くんの頭をよしよしと撫でながら立ち上がった。
『……だから、子どもじゃねー……ほら、心、行こう?今日、ごはんは何食いに行く?』
立ち上がった私に、ほらっと、手を差し伸べながら優しい声で颯太くんはそう私に声をかける。
『ん〜、ハンバーグ!!』
『ふっ、どっちが子どもなんだか…』
…颯太くんはそう言って、楽しそうに微笑んだのだった。
*END*