初恋図鑑〜AfterStory〜【完】
まさかの部長指名の仕事。断るわけがない。
『はい!行かせてください!!』
私は、自信満々にそう言った。
『…わかりました、行きます』
そんな私とは対照的にうかない表情を浮かべながら速水さんはそう呟いていた。
『おぉ!2人とも行ってくれるか!?頼んだぞ!この商談だけは失敗は許されないからな!』
部長は、私たちにそう念を押すとさっさと自分の仕事にもどっていく。
…速水さん…?
そんな中、私は、速水さんが浮かべたうかない表情のわけが気にかかっていた。