神さまに選ばれた理由(わけ)
仕事中会社のメールにまぎれて先生からのメールがきた。
先生からメールが届くなんて珍しかった。
いつもは私の質問に応えるようなメールで
私のメールの返信しかなかった。
開くと医療のシンポジウムの案内だった。
神経内科の権威が講演をして医療相談とある。
「こういうのに相談に行くのも手だよ」と一言書いてあった。
「1人で?」思わず声に出た。
今度の土曜日だ。
車椅子で来ている人がほとんどだった。
ロビーは車椅子でごった返している。
車椅子を押してるのは家族だろう。
私のように独り者は少ない。
杖を付きながら席を探し、後ろの方の空いてる席に座った。
まずは講演会が先だ。
司会者が講演者を紹介し、四角い顔のおじさんが
紹介された。
おじさんと言っても私より若いのかもしれない。
見た目は完璧おじさんだが。
これだからいつも自分の歳を忘れるのだ。
平凡な話だった。焦らずに、諦めずに病気と付き合っていこうというもの。
そのためにはなにをすればいいか
丁寧におしえてくれた。
せっかく来たのだから、心を素直にして聞いてみよう。
なにか見えてくるかもしれない。
初めからバカにしてたら見えるものも見えてこない。
その時、緩やかに風が抜けた。
隣の席が埋まったようだ。
「遅刻しちゃったな・・・・新幹線もう1つ早いのにすればよかった」
聞いたことある声・・・・・
「やあ」と手を横に振る仕草
「せんせーい!!」
「この教授の話昔から聞いてみたくて・・・」
「先生が聞くような話?」「今後診察の時うけうりができるかもしれないじゃない。」
「まあ、らしくない冗談」
「今後の君の治療にも責任あるし・・・・主治医として・・・・」
「サポートしてくれるの?」
「これでも気にかけてるんだよ」と言う先生に被るように隣の人がわざとらしい咳払いをした。
「ありがと。とりあえずこの講演聞きましょ」
先生からメールが届くなんて珍しかった。
いつもは私の質問に応えるようなメールで
私のメールの返信しかなかった。
開くと医療のシンポジウムの案内だった。
神経内科の権威が講演をして医療相談とある。
「こういうのに相談に行くのも手だよ」と一言書いてあった。
「1人で?」思わず声に出た。
今度の土曜日だ。
車椅子で来ている人がほとんどだった。
ロビーは車椅子でごった返している。
車椅子を押してるのは家族だろう。
私のように独り者は少ない。
杖を付きながら席を探し、後ろの方の空いてる席に座った。
まずは講演会が先だ。
司会者が講演者を紹介し、四角い顔のおじさんが
紹介された。
おじさんと言っても私より若いのかもしれない。
見た目は完璧おじさんだが。
これだからいつも自分の歳を忘れるのだ。
平凡な話だった。焦らずに、諦めずに病気と付き合っていこうというもの。
そのためにはなにをすればいいか
丁寧におしえてくれた。
せっかく来たのだから、心を素直にして聞いてみよう。
なにか見えてくるかもしれない。
初めからバカにしてたら見えるものも見えてこない。
その時、緩やかに風が抜けた。
隣の席が埋まったようだ。
「遅刻しちゃったな・・・・新幹線もう1つ早いのにすればよかった」
聞いたことある声・・・・・
「やあ」と手を横に振る仕草
「せんせーい!!」
「この教授の話昔から聞いてみたくて・・・」
「先生が聞くような話?」「今後診察の時うけうりができるかもしれないじゃない。」
「まあ、らしくない冗談」
「今後の君の治療にも責任あるし・・・・主治医として・・・・」
「サポートしてくれるの?」
「これでも気にかけてるんだよ」と言う先生に被るように隣の人がわざとらしい咳払いをした。
「ありがと。とりあえずこの講演聞きましょ」