お姫様に誓いのキスを
…………俺……キレそう。………いや………キレてるかも…………。


「………………。」

無言で重男共を睨む。…多分重男が全員集合したのだろう、ドアから大量の重男がこちらを見ていた。

「………きゃっ………//////」

顔を真っ赤にして俺から離れてしまったお姫様。…………甘い時間はいずこに!?
「あの………いつから此処にいたんですか??」

俺を屋上へ閉じ込めた忌まわしき重男45号がトンチンカンな質問をしてきた。



……ブチッ。



俺の怒り度MAX。

「………さっさと出てけ。」
……今までの人生で1番低くドスのこもった、怒りの声を殺気をかもしだし睨みながら言い放った。

「ひぃっ!」

………邪魔者は退散した。

「「………………………。」」

甘い空気とは一転して寒い沈黙が流れ出した。


「………何でこんなことしたの?」

沈黙に負け、ほぼ答えは出ている疑問をぶつけた。
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