二人の王子に愛されて♥
*story1*
放課後の校舎裏。
優しい夕日に照らされ、
私は今まさに、理想の告白をされた。
しかも、片思いの相手に♥♥♥
が。
「えー、ちょ!ちょっと待って!」
「何?」
「ね、ねぇ!
今日の朝も告白、してくれたよね!?」
「うん、したけど」
「な、何で2回も…?」
「何でって、好きだから」
すると大翔くんは不敵に笑って、
私との距離を縮めながら歩み寄る。
近づくたびに鼓動が
とくん、とくん、と波打つ。