お前の星に願いを
第1章


「…っ 暑っ」



沸々と額に出る汗を袖で拭いながら、夏って朝でも暑いんだなと呟く



「…………」



後ろから俺の肩に乗しかかり、膝カックンをかけようとしている気配がする



毎度の事だから、もう分かる



最近は、先を読んで膝を曲げておくが気付いたら熱せられたアスファルトの上に手から落ちていた


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