秘密の時間
仕事は順調に進み、なんとか定時までには帰る運びになった。
ちょっと空いてしまった時間、いつもの様に部長を見つめる。
懸命に仕事こなし、的確な指示をだす部長は本当に頼もしいし、大人な感じ。
なのに私は、お昼の葉子ちゃんの様子ばかりが心の何処かで引っ掛かり、仕事はとりあえず終わりに出来たが集中はしていない。
そんな事考えていた私はだからだろうか?かなり部長をガン見していたみたいだ。
だからふと、目が合ってしまった。
慌てて逸らしても何か不自然で、でも今は仕事中で、
だからなんとなくパソコンの画面に集中した。
時間通り仕事を終えて、更衣室へ向かう。
向かいながら葉子ちゃんに仕事が終わった事をメールする。
しかし、いくら待っても葉子ちゃんからの連絡はなかった。
30分ぐらい更衣室で待ってみたが、来る気配も感じられないので、私は会社近くのカフェで葉子ちゃんを待つことにした。
カフェに入ってからも、葉子ちゃんからの連絡はなく、「もしかして、嫌われたかな?」なんて一番考えたくない思いが胸中に広がり始める。
そんな時、私の携帯はあるメールを受信した。