秘密の時間
甘々な秘密の時間
そうやって少しずつ私と部長の関係は公になっていった。
って言っても、時間が合えば一緒にお昼を食べたり…そのぐらいだけど。
でも、それが以外と効果てきめんだった。
元々部長は硬派に見られていたというか、あまり表立って行動を起こさなかった部長が、ある一定の社員とお昼を食べるなんて…。
それだけでも噂好きなごく一部の人達の間では話題になっていた。
「中村さんって、もしかして大橋部長と付き合ってんの?」
そんな風に女の先輩に声を掛けられた時は、正直驚いたけど、
だからって、へんなイジメとかに発展することもなく、そりゃあ、注目の的にはなってしまったけど、それ位ですんでホッとしている。