秘密の時間


私、部長励まされてる。
仕事もろくに出来てないに…。



部長の言葉に、どうしょもなく嬉しい癖に真逆の気持ちが顔を出しどんどん膨れ上がっていく。


負の気持ち。


たから、頑張って涙を零さない様に努力したけど無駄だった。


優しすぎる言葉に慣れてない私は、その言葉にすら攻め入られてるみたいで、
どうやっても冷静を装えない。


ぽとり、と落ちた一粒の雫を隠すに必死で、顔すら上げられなかった。


「てーか、泣くな。

俺、悪いことは言ってないぞ! 」



ふんわりと包まれる様に、私を胸の中に閉じ込めた部長は、微かにタバコの匂いがした。


その自然な行動に、私は知らず知らずに身を委ねていた。


でも…

いけない事、だよね!


ココは会社だし、部長は妻帯者だし…。


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