君と紡ぐ唄2【企】
幸セニ浸カッタ生キ物タチ
†††−†††−†††−†††−†††−†††−†††
平和という世界に
どっぷりと浸かった生キ物タチ。
彼らは泳ぎ方を忘れてしまった。
歩く事も辞めてしまった。
ただ、その場に居るだけ。
ただ、世界を眺め見るだけ。
幸せは当たり前の事だと思っていた。
彼らは自分の幸せを疑わなかった。
そして、考えるコトを辞めた。
悩むコトも辞めてしまった。
ただ生きて行くだけ。
それは、本当に。
生きていると言うのだろうか。
幸せと呼べるのだろうか。
幸せを知っているのだろうか。
†††−†††−†††−†††−†††−†††−†††