one's whereabouts


城崎さんは顔をしかめ、




「……もしかして声がでないの?」


と言った。




本当のことを言ったほうが良いのかな?




言っておいたほうがこれから先楽かもしれない、と思い、私は頷いた。




「そっか……。心配しないで良いよ。大丈夫だから」




私が不安そうにしていたからか、頭をポンポンと撫でられた。



その手の暖かさが心に染みわたる。



どうしてこうも優しいのだろうか。


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