one's whereabouts
中心部が開けてくると、男は片手で器用にベルトを外し、下半身を引きずり出した。
私の髪を男はぐいっと乱暴に引っ張り、
「噛むなよ」
そう言ってモノを無理やり口に突っ込んだ。
「んぅ……んん…っ」
逃げようとしても頭を抑えられて逃げられない。
脳内は、今すぐに噛み千切ってやりたいという思いでいっぱいだった。
噛み千切って、こいつをズタズタに切り裂いてやりたい。
第一、何故私がこんな汚物同様のものを加えて、わざわざイかせなくてはならないのか。
「…っ…良いぞ……」
次第に口内のソレは硬度が増していき、男の呼吸も乱れ、小刻みに震えてきた。
――そろそろ、か。