フィニステール〜最果ての地へ〜

突然の旅立

パーティーが終わり、アレクはすぐパリに戻ることにした。今夜の寝台列車の時間には余裕があるくらいだった。

少しぐらいゆっくりすれば良いのにとマヌエラは不満をもらしたが、ジョアンは次の週末まで休暇をとって実家にいる予定だったからから、アレクに執着する様子はなかった。

ゆっくり散歩しながら駅に向かう。かなり距離があったが、みなシャンパンで酔っていて運転は頼めそうになかった。街につくとすぐ本屋を巡ってブルターニュの本を探した。プロヴァンスの12ヵ月をはじめ、プロヴァンス移住を進める本はこんなにもあるのに、ブルターニュに住もうなんて本は一冊も無かった。アレクは仕方なくケルトの伝説と妖精巡りの本を買い込み、寝台列車で読むことにした。

フィニステールはフランス語ももちろん通じるが、独自言語でブルトン語というのが話されているらしい。勉強しなくちゃと思いながら、アレクはまた寝台で眠りについた。


以下プロット。夢の中で見た場所を探して、朝パリについたアレクはそのままTGVに乗り換え、北をめざす


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