僕はハーレム要員No.4です



「「「「春っ!!」」」」


なんでこんな耳元で叫ぶんだよ~!


「あ、ごめん~。考え事してて
気づかなかったよ~」


「気づかなかったからって友達を無視しちゃダメなんだぞ!次からは無視しちゃダメだぞ?」

ぞ、の連続で耳が腐りそうだぞ~★

「うん~、次からは気を付けるよ~」

ウソだけどね~

てゆ~か~

「今授業中なのに叫んで大丈夫~?」



ハッとしてクーデレと平凡はサッと前を向いた。

「2人は前向かないの~?」

「なんで前向かなきゃいけないんだ?」

「ワタクシは理事長の娘だから大丈夫ですわ」

職権乱用バンサイだね、分かります。

というか、康介にいたってはアホか!って叫びそうだったよ~...

「でも~、真面目にやらなきゃ~」

二人は渋々といったようにまえを向いた(康介は首傾げていたけど)。その時、やっぱうるさかったのか初老の担任がホッとしてた。

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