天使と年上と年下
かなりの、わがままだ。
初めて会ったのだって、最悪だった。
今から、4年前。
「どっ、どちら様ですか?」
唖然とする私を、冷たく見る眼はとても綺麗だった。
本物の天使が、来たのかと思った。
まぁ、本物なんだけど。
「おい、そこの人間。何、ボケッとしている。早く、私に食い物をよこせ。」
それは、あまりにもの見た目とのギャップで唖然をした。
私は、急いでカレーライスを天使の前におく。