天使と年上と年下




「今日はね・・・。」




私は、たまに来てこうやってお父さんとお話をする。




「また、彼氏と別れたよ。私、魅力がないんだって。酷いこと、言うようねぇ〜。」




魅力がないって、胸がないから?




「そろそろ行かないと、じゃ〜ね。お父さん、また会いに行くね。」



そう言って、お父さんから離れた。




帰り道、私は、一番会いたくない奴に会ってしまった。




「あっ、お姉ちゃん!どこの帰り?」



無邪気に笑う弟見ていて、私の心は煮えくりかえそうだった。



でも、近くには弟のお友達がいた。




ここは、姉らしくしなければ。
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