天使と年上と年下
その日は、家族三人で私のランドセルを買いにいって楽しく会話をしていた。
『お父さん、似合う?似合う?』
私は、父ちが困るくらいしつこく何度もランドセルを見せ聞きました。
父は、そんな私を優しく笑いながら、大きくて温かい手を頭の上におき優しく撫でてくれました。
目を覚ますと、外は薄暗くなっていた。
そんなに、寝ちゃっていたんだ。
夕飯の買い物、しないと。
うっすらと瞼に、溜めてあった滴をふきバックを持って部屋を出る。
「あっ、こんばんは。今から、お仕事ですか?」
丁度、隣に住んでいる丸場さんが学校から帰っていた。