天使と年上と年下
第二章 変わる行く末
「秋晴くん。裕美ちゃんじゃなくて。お姉ちゃんを、付けなさい。」
全く、何で私が子供にこんな事をされているのよ。
情けない・・・。
「何で?僕とキスをした、仲になったから良いじゃん!」
無邪気に、はしゃぎながら言う秋晴くんが少し佑樹に似ていた。
「あんなの、キスをしたなんて思ってないから。私、午後から仕事だからお昼ご飯をすましたら学校に行きなさい。」
私は、そう言ってシリカちゃんの伝言でカレーライスを作り始める。