天使と年上と年下
第一章 私と周り


私は、今年で22歳を迎える。



高校を卒業してすぐ、私は就職につけた。



この時代、就職につくのに時間がとてもかかる。



私は、パチンコ屋で働いている。



他にすぐ、働ける所がなかったから。




就職が決まると私は、すぐに家を出た。



あの家には、いたくなかったから。



父は、私が6歳のころに他界した。




元々、寿命もちだった父。



体は、もう限界だったみたいで私が小学生の入学式当日にこの世を去った。




母は、こう言っていた。



『無邪気に笑うあなたを、見て安心したのね』


母は、父が死んで一ヶ月後。

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