●confidence○
「まあ菜津は拓くん以外の男に興味ないんやろけどっ」
えりなはむすっとしながら言った。
「そんなんちゃうもんっ」
「照れんでも。菜津の愛の大きさはわかってるから大丈夫やで~」
えりなはにやにやしながら言った。
「はいはい」
と軽く流しながらも、うちは滝のことを考えていた。
滝はミステリアスというわけではない、と思うけれど
ときどき見せる冷めたまなざしに女は弱いんだろう。
うちは全然好きじゃないけど、なんてくだらないことを。
えりなはむすっとしながら言った。
「そんなんちゃうもんっ」
「照れんでも。菜津の愛の大きさはわかってるから大丈夫やで~」
えりなはにやにやしながら言った。
「はいはい」
と軽く流しながらも、うちは滝のことを考えていた。
滝はミステリアスというわけではない、と思うけれど
ときどき見せる冷めたまなざしに女は弱いんだろう。
うちは全然好きじゃないけど、なんてくだらないことを。