星屑〜あたしの命が輝く時〜
第1章 いらない子
『レイ、おかあさん真里病院に連れていくから、ご飯適当に作って食べてね』




おかあさんはそういって


毎日夕方になると真里を病院に連れていく。





真里はアルツハイマー病。





だから毎日病院に連れていかなければいけない。






『わかった。気をつけてね。』






わたしは毎日二人を見送る。











『レイは健康な体をもってて幸せね』









おかあさんは顔を合わせるたびにいう。















だけど、私……。









心は病気だよ。











おかあさんの愛情が足りないよ……………。










いつもひとりぼっちだよ。さびしいよ………………………………。
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