アナタとの距離


『こちらの電話は、電源が入っていないか、電波の届かない所にあるため…』



何回かコール音が鳴ったあと、機械のアナウンスが聞こえた。



「…そうだよね。こんな時間だし。」




それに、今は気持ちがゴチャゴチャで、実際何を話したら良いのか分からないから、出なくて丁度良かったかも。








私は、近所の公園に入りベンチに腰掛けてボーッとしていた。


「寒い。。けど、帰れないなぁ。」


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