アナタとの距離



ガチャ


シャワーから出てきた雅紀の音に私は目が覚めた。


「…あ、わりぃ、起こした?」

「え!…大丈夫…」



大丈夫だけど…




なんか、今日の雅紀変?





「…お前、俺が優しくて気持ち悪いとか、思ってんだろ。」

「…いや、ぅん…なんていうか…」

「そうなんかよ。…ま、いいけどさ。」

 
気持ち悪いんじゃなくて…。

なんか優しくされると何かありそうって疑っちゃって…。。




「さて、寝るか」

雅紀は、そう言って、私が寝ているベッドに入ってきた。

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