アナタとの距離







「先生、私、○○大学に行きたいです。」














昼休み、私は職員室に来ていた。
進路指導の先生と担任に進学する事を伝えにきた。


「そうか、池上。よかった。ご両親とも話し合って決めてくれたんだな。じゃ、これから頑張って勉強の追い込みをしてくれよ。期待してるからな。」












私も、前に進まなきゃ。
誰にも頼らないで生きなくちゃ。
パパもママも、これを望んでたんだもん。。




私が大学へ行けたらパパとママは借金地獄から脱出できる。。

だから頑張らなきゃ。。


あの2人が、私を捨てるって分かってても私は、最後の最後まで良い娘でいたいから。。

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