アナタとの距離

PiPi♪


「う〜ん。。何。。うるさい。。」


あれか、私はまた二度寝に入った。
仕事は13時からだったし、まだ寝れるから。。



11時を回ったときだった。電話のコールがなった。。



私は、プライベート用の携帯と仕事用の携帯、二個を持っている。
こういう仕事してる人のだいたいはそうだと思うけどね。。


もちろんプライベートと仕事のがゴッチャになるのが面倒だから別にしてるってのもあるけど、私が別にしている一番の理由は、花梨と、彩乃は別人だからだ。。




池上彩乃の中には、別人の花梨という女がいる。

だから花梨は私じゃない。









なんだか、自己暗示だよね。。











私はいまだに、花梨という女を受け入れられない。愛してあげられない。





むしろ





















憎たらしい。。。



何度お前さえいなければと思っただろう。。。
























「さて、花梨ちゃん電話だよ。。」





そういいながら、私は電話をとった。。



私はその瞬間、花梨になる