アナタとの距離


「…お前さ、最近行き帰り歩きだよな?」


「…うん」


「昼飯、親帰ってきた時から最近まで手作り弁当だったよな?」

「…うん」


「お前、最近ダイエットしてるのか?」

「…ううん。してないけど…」







雅紀何言ってるんだろう…。。



私何か、おかしな事してる?























 










 
「お前、家族と何かあったか?」











え?














「…な…なんで?」




私は少し声が震えてしまった。

あの時の場面がフラッシュバックして思い出された。



クラクラする。。






でも、雅紀には知られてはいけない。




また呆れられてしまう。。






「…家族とは、何もないよ。」




震える手を落ち着かせながら答えた。




「……あっそ…」


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