アナタとの距離






バサッ











「イヤァァァァ!!!」












私は、自分の叫び声で目を覚ました。










「池上さん!?大丈夫?何か変な夢でもみた??」












ふと周りを見ると、そこは保健室で私はベッドにいた。


私の叫び声に驚いて、保健室の先生がカーテンレールを空け様子を見にきたようだった。















「…。あ、私。。。」



「あ~。アナタ、教室で倒れたみたいね。アナタのクラスの子が、私を呼びに来て、車椅子で私が保健室まで運んだのよ。」






保健室の先生は、40代半ばの優しいお母さんみたいな先生で、皆から人気がある先生だ。







「すみません。ありがとうございます。なんだか疲れちゃってたみたいで。。。」





「……。まぁ、確かに疲れて倒れたってのも理由の一部かもしれないけど…アナタ、突き飛ばされたんじゃないの?」





















「……。そんなこと無いですよ(笑)疲れてて気失ったらたまたま机にぶつかっただけです。」














いじめられてるなんて言えないよ。。



なんだか、認めるのも悔しいし



それに、、、



私が、いじめられる事になったのも、雅紀が絡んでるし…雅紀の私に対するパシりが影響して、みんなが、いじめるようになったんだもん。。。






だから、言えない。。


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