アナタとの距離








「……誰もいないや。」











保健室から戻る頃には、もう夕方になっていて、気がつけば教室に誰もいなくなっていた。



就職、大学決まった子達は真っ先に遊びの為に街へ繰り出し、これから試験の子達は塾やら自宅に帰って勉強やらで……教室には誰一人として残っていなかった。。













「……。この教室とも、あともう少しでバイバイだ。」





名残惜しいなんてない。。




私の心の中は





「早く終わって…」





って思ってる。。











高校の入学式の日。


淡い期待と少しの不安を胸に校門をくぐった。


仲良しの春香と、大好きな雅紀と…。




それか直ぐに私は真弓と仲良くなって真弓と仲良しの歩美とも話すようになって…

雅紀も、タケと斗真と直ぐ仲良しになって…



気がつくと7人で、いつも行動してた。

あのときが一番楽しかった。






だけど










だけど、あの日から一変

春香以外の皆が私を拒絶した










そして、、






大親友の春香までも居なくなった。。










原因を作ったのは、





ほかの誰でもない








この私だ。。


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