アナタとの距離
「懐かしい…」
部屋に入って思ったのは懐かしいの気持ちだった。
雅紀の部屋の空気も、ベッドも机もテーブルも…何も変わっていなかった。
ただ、違う所もあった。
机の横に、前はコルクボードに私との写真が沢山飾ってあったのに、今は無い。
変わりにタケ達と撮った写真や、雅紀と、よく遊んでる女の子達の写真が飾られてた。
「…。だよね。なんか、ちょっと複雑…」
やっぱり私は、雅紀にとっては、どうでも良い存在だよね…。。