アナタとの距離
「あら、まだアナタいたの?もう8時だから早く帰りなさいよ」
「あ、はい…」
三学年主任が夜の校舎の見回りを始めていた。
さすがに、帰らないと。
「あなた大丈夫?動けないの?」
「あ、なんかちょっと熱があって…」
「大変じゃない。あなた確か家が…佐々木くんと同じ方向だったわよね?」
「いや…今は違いますが……」
違いますがなぜ雅紀の話が出てくるの??
「あら、せっかく佐々木くんここにいるのに。。」
え?